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さよならセダクション

いまから思えば樋口氏から譲り受けた時がなつかしく思えます

この機体をもらった時は、本当にうれしかったです
しかし、損傷が思ったよりも激しく、自分で直せるものなのか非常に不安でした

人間、やれば出来るものです
飛ばしたい一心に努力すれば、結構なんとかなる事をあらためて感じました

ほら、ご覧のとおり綺麗に直せています
見事に復活致しました
まだ見ぬファンフライの世界に、期待と不安を抱いていた頃
空想の中でしか飛ばせなかった機体を、今手に入れました
クロームメッキがきらめく派手さの中に、どこと無く渋さも見え隠れする機体です

先輩クラブ員の方々の反対を押し切り、サイトー56を積みました。完全にオーバーパワーです
タンクの容量も270cc、かなりの重量オーバーです
機体の強度を知っているだけに、樋口氏はこう言います
「すぐに空中分解じゃぁ〜」と
でもこの時、私には見えていました。次なるステップを・・・
はたしてどうなる事やら・・・

色々なアクシデントもありましたが、2003年10月21日現在まだ生きています
一度や二度の墜落ではビクともしていません
もっとも修復作業中に補強部材をあちこちに仕組ませていたからです
自分で作ってはいないものでも、修復作業という課題がありましたので
大体の機体構造や強度なるものを若干把握できました
バルサでの補強は無に等しく、薄ベニヤと角材で、強度、重量ともパワーアップです

たってる? たってますよね?ホバリング!
飛行回数延べ三十数回!
雨の日も、風の日も暇さえあれば飛ばす三ヶ月間でした
まずはメカの調達に・・・
松本氏の協力もあって中古エンジンとサーボを譲っていただきました
製作者の樋口氏には機体とペラを
ファンフライの師、酒井氏には御指導、御鞭撻を
その他たくさんの皆様にご協力を頂いて、見事に復活したセダクション
誰が呼んだか、皆はこの機体をこう言います
セダクション改心と
もとは樋口氏のセダクション、実は損傷前にはかなりの改造が施されていました
そこで命名されていたのが「セダクション改」?
「セダクション怪」です
それをほぼノーマル状態に戻し、この機体の性能を存分に発揮し、堪能しようと私がきめたので
こう命名された物だと思います
しかしながらオーバーパワーのせいか、本来の性能を発揮しているとは思えません
立て直し時のエンコンの操作では、顕著に反トルクの影響を受け
思った以上の操作バランスを要求されます
当初は練習用に、と思っていたのですが
どうも思い入れが捨てられません
そ・こ・で
思い切って次なるステップへと進む事を決意しました
人と人との出会いがあるように、人と機体の出会いもあります
また、出会いがあれば別れもある事もわかっています
「サヨナラは別れの言葉じゃなく、また会うための遠い約束」
この歌の詩にもあるように
私は再び自分自身の手でセダクションを復活させる事を約束します
いつになるかはわからないけれども
いつか必ず・・・
さよなら
セダクション
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